ダツ 外道の代表の味は…
こんばんは タロです
最近はなかなか上手いこと釣れなくて更新が遅れています笑 試行錯誤を続けているんだけど難しい…
見えGTに遭遇したり、テレピア泳がせで今まで経験したことのない引きに負けたりとGTを釣るという目標にはだんだんと近づいてる気はします
さて、今回は石垣島で僕がよく釣って遊んでいたダツのお話です
ダツという魚はご存知ですか?
釣り人から嫌われている魚…
ダイバーからは恐れられている魚…
でもネットにはちらほらと “美味しい” という情報も…
見た目はサヨリを進化させたような感じで牙と速さが強化されてる
こんな感じ
この鋭い牙で釣り糸を簡単に切ってしまうから特にルアー釣りの人には嫌われている
そしてダツの習性の中に光に向かって突進するっていうのがあってこれがすごく危ない
夜の真っ暗な海の中でダイバーのライトにまるでダーツのように飛んでくるらしい…
しかも水中だけの話じゃなくて ”水の中から” も飛び出してくる
実際にハワイだったかな、夜浜辺を散歩していた人に向かってダツが飛んできて頭に突き刺さり死亡した例もあるらしい。怖すぎる
多分ヘッドランプに反応したのかな
僕は飛んできた経験はないけど、キラキラ輝くルアーでダツを釣りまくった事があるから光り物への反応の良さはよくわかる
今回選んだポイントがこちら
遠浅のビーチで少し沖にはサンゴ礁がある
少し前にウェーディングでフエダイ系を連発したポイントで今回もそのフエダイ系を釣ろうと打ち込み釣りをしに来たのだ
早速仕掛けを作る
20号のオモリから50cmほどのところにタマン針16号をつける
ちなみにラインはフロロ12号を使った
餌は10cmほどのグルクン
そして渾身のフルキャストーー
打ち込んでから間も無くして ジジジジジジーーーッ と物凄いスピードで糸が出て行く
少し飲ませるために糸を出し続けてから
一気に糸ふけを巻き取り重みを確認してフッキング!
魚の重みを感じてすぐにフッと軽くなってしまった
ラインが何かに擦れていた感じはなかった。針はずれか…
回収して確認すると針を結んでいた少し手前でスパリと綺麗に切れていた
ダツかカマスかフグ系か…
ラインを簡単に切るのは大体この辺りの魚の可能性が高い
だけど本命はこのラインで獲れるフエフキ系
再び仕掛けを作りフルキャスト〜
投げ込んでから5分ほどしてまた凄い勢いでジジジジジジーーーッとラインが出て行く
またさっきと同じ魚みたい
今回は針を飲まれないためにすぐに糸ふけを巻き取り一気に合わせる
すると沖の方で細長い魚が大ジャンプした
あ、やっぱりダツか…
糸が切られないように優しくファイトする
そして長さの割にすんなり寄ってきたのは80cm近いダツだった
歯がいかつい
流石にこのサイズになると太さもあって食べれそうだから持ち帰ることにした
目とエラの真ん中あたりを切り締めてから血抜きをする
クーラーボックスへ
…と思ったら長すぎて入らない笑
食べるところがなさそうな頭を尾びれを切りついでにワタも出して持ち帰る
初めて食べるから半身は塩焼き
もう半身は刺身で頂く
寄生虫出てきたし色々言いたいけど
なんだか、悔しい。でも結論を言うと美味い!
前に食べたヤガラと同じかそれ以上に美味い
塩焼きの方がホロホロした感じでちゃんと味もあって優しい淡白な味
刺身は意外にも脂がちゃんとあって歯応えも普通にいいし旨味もしっかり
多分新鮮なのが強みだったかも
下手に寝かせたりしなくてよかった気がする
また釣れたら今度は寝かせてから食べてみようかな
嫌われ者のダツだけど南国の魚の中ではかなり美味しい部類だと思う
是非釣れたら食べてみてほしい