世界遺産クレイドルマウンテン
こんにちは タロです!
タスマニア島の世界遺産 クレイドルマウンテンに登って思ったこと
オーストラリアのタスマニア島での生活が始まり1ヶ月目のこと
同じ農家で一緒に暮らしていたオーストラリア人のネイサンとレイチェルとも仲良くなり、仕事終わりにテーブルを囲み話していると
「クレイドルマウンテンに登ってみないか」ということになりました
タスマニア島は島内のほとんどが公園や保護区になっている自然豊かな島です
沢山の山や森など気持ちのいいハイキングコースや登山スポットなどがある中で特にクレイドルマウンテンは世界遺産にも認められている国立公園です
まずは3人で情報収集する
山の気温や登山時間、僕らが暮らしていた農家のある場所からは車で約1時間ほどで行けることなどが分かりました
タスマニアはこんな感じの島
車で縦断4時間ほどで上にはロンセストン、下にはホバートという大きな街がある
クレイドルマウンテンはどちらかというと上の方
リュックに上着と大量の水、サンドウィッチを入れ出発!
クレイドルマウンテンの登山コースが書いてある看板を発見
僕らは片道3〜4時間ほどの登山コースを行くことにした
天気も良くて暖かい
登山入口のすぐそばを流れていた川
もうすでに気持ちがいい
板で道が作られていて歩きやすい
登山経験が少なかったから心配な面もあったけどこれなら大丈夫そうだ!
野生のウォンバット
犬のような熊のような…
短足で丸っこくてかわいい
変わった石に変わった苔や植物が生えていてまるでどこか別の世界に来たかのような感覚になる
続いて登場してくれたのは少し珍しいエキドナと呼ばれるハリモグラ
警戒心が強いのかカメラを向けるとウニみたいに丸まってしまった
かわいい顔をしているからカメラに収めたかったけど残念
歩きやすい道が森の方へ進んでいく
先頭を行くのはレイチェル
森に入るとさすがに “板の道” はなくなり石が転がりだす
でもまだ余裕がある
空気が美味しく感じてきた
そして森の途中で湖を見つけた
ユーカリの葉が染めた透き通った色のあるの水
もう少し暖かければ水遊びもしたかったけど流石に冷たい
そして道は次第に登っていく
木々が少なくなり一気に景色がひらけた!
さっき見た湖がもうあんなに下の方に!
本当に山しかなくて清々しい気持ちになる
山に少し残った雪が綺麗だ
さらに景色はひらけて目指す山が見え始めてきた
山に向かって一直線のこの道の名は「オーバーランドトラック」
日本にもこういう景色があるのだろうか
あまり景色というものに関心のなかった僕だったけど驚き感動した
ついにクレイドルマウンテンが目の前に
小学校の頃登った ”高城山“ とは違い木の無い岩山だ
この時点で登山時間は2時間ほど
山頂に近づくにつれ雪が増えてきた
汗をかきながら雪を踏む
小さいころにした雪合戦の記憶が蘇る
そしてさらに進むと雪も減り岩山へ突入する
もう完全に道はなく途中途中にテープに貼られた棒が立っているだけ
これ、足滑らせたらおわりだ…
慎重にネイサンの後ろをついていく
なんとなく頼りになる雰囲気の兄さんだ
ガッチリ固定している岩を探りながら登る
滑っても岩を落としても危険に繋がる
そして頂上へ
周りには自分より低いものしかない
自分より背の高いオーストラリア人に囲まれていたからなんか変な感覚
にしても本当にこの景色は忘れないだろうな
大きな岩の上に座りただ無言で辺りを眺めながら食べるサンドウィッチに泣きそうになる
出来ることならずっと岩の上でボーっとしていたかったが午後2時を過ぎていたので帰りの時間も考え下山開始
行きとは違うルートで下山する
”岩の壁“
この壁はロッククライミングでも有名なのかクライマーが何人かいた
若干の高所恐怖症の僕は絶対できない笑
このコースは岩山を降りたらすぐにレインフォレストと呼ばれる冷温帯雨林に入った
見たことのない苔や木々が美しい
肺に入る空気はひんやりとしていて気持ちがいい
レインフォレストを抜けると行きに通った道とつながっていて無事に駐車場に着くことができた
合計6時間以上の登山で大量の水の入ったリュックを背負っていた肩や歩き続けた足、腰がバキバキになった
だけど生まれて初めて ”景色“ に感動した
こんな綺麗な世界があるのか
来る前はなんとなくひねくれて世界遺産なんて観光地行かねーよって思っていたけど本当に来てよかった
誘ってくれたネイサン、レイチェルありがとう
整った街も悪くないけど僕はやっぱり自然が好きだな
自己紹介やタスマニアに来ることになった理由はこちら↓
https://ta-ro.hatenablog.com/entry/2019/10/09/150312
今回も読んでいただきありがとうございます。
なにかあればコメントお待ちしています!