バイクの話 CBR250R mc17
こんにちは タロです!
今回は僕のもう一つの趣味 バイクいじりの話
僕は HONDA CBR250R というバイクに乗っています
1987年式で250cc水冷4気筒、最高出力45psという現行車では販売すらされていない珍しいエンジン
90年前後に流行ったレーサーレプリカブームのバイクなので軽くて速い。しかし燃費は悪く30年以上も前のバイクなので車体のいろいろな所が次々に壊れていきます笑
でも僕はそこも含めて気に入っています。デザインはいいし超高回転型直列4気筒エンジンの奏でるレーシーな音もたまりません
最近は調子も良くなったけど、納車したての頃はほぼ鉄くずだった
買ったときからサイドカウルはなくセルは動くもののエンジンがかからない状態だった
しかもどうやら野外放置車両だったようで各ボルトやチェーンはひどく錆びていた
とりあえずバラす
こう見てみると純正マフラーも気に入らない
なんでエンジンかからないのかなぁ
エアクリーナーボックスを外しキャブを目指す
インマニがカッチカチに硬化していてキャブが全然外れない
しかしキャブを外さないとどうしようもないで、最終的には長い鉄の棒突っ込んでテコで無理やり外した…
キャブを開ける
軽くジェット類の掃除とついでに油面調節をし元通りに組み直す
キャブは多分これで大丈夫のはず、次はプラグが点火してるかのチェックしよう
一応、火花は飛んでいるけどすごく汚れていたので一度外して磨くことにする
1本目 上手く外すことができた
2本目 硬かったけどなんとか外れた
3本目…うわ、動かないくらい硬いぞ…
最悪すぎる
中で折れた先っぽを回収するためにマイナスドライバーを使う
マイナスドライバーを突っ込んで少し叩く
マイナスドライバーの先を食い込ますイメージ
そして押しながら抜けないように丁寧に回しながら抜く
ふぅ緊張しこれが回収できなかったら完全に終わってたな…
折れたプラグは新しいものに交換し、きれいになったプラグは丁寧に元通りに戻す
そしてエンジンを再びかけてみよう
とりあえず初爆は確認
いくらセルを押しても苦しそうな乾いた音しかならない
ホースでガソリンを注ぎ直し、もう一度チャレンジ
…
なかなか火がつかない
仕方がないのであまり良くない裏技を使うことにする
それはキャブにパーツクリーナーを注入し、より引火させやすくするというもの
パーツクリーナーを注入して蒸発する前に急いでセルを回す
ボッボボッ!!ドドドドッ!!
一発だ!この裏技最強すぎる
いつぶりなのかエンジンに再び火がついた
手はこんなになったけど心は満足
達成感と感動
暖気というかエンジンが暖まるまでかけておく
とその後は一発でエンジンがかかるようになった
サビサビだったチェーンを交換する
ついでにスプロケット周りも軽く掃除
ここらは写真撮ってないからパス
かっこ悪いリアフェンダーをぶった切って自作ナンバーステー装着
オーストラリアで火傷しながら溶接勉強した甲斐があった
ついでに面白くない純正マフラーもぶった切る
角度を決めるのがすごく難しいかったけどなんとか完了
こちらから↓
ふふふ、レーサーレプリカらしくかちあげマフラーに
攻める気ないし走り屋“仕様”でしかないんだけどね
ナンバーを取り付けいざ試走行へ…
最初は普通に走れていたのに登り坂で急にプラグかぶりみたいな症状が発生
プラグを外してチェックしてみる
濡れているわけではなくなぜか白く焼けていた
白く焼けるのは熱すぎということなので燃料が薄いのか?
正直僕はバイクの修理に関してはあまり詳しくないので信頼しているバイク先輩に助けを求めることにした
またしてもこの光景
もーーええてーー!
実はもう10回ぐらいはエンジンタンクを取りこの光景を見ているのだ
今回で終わらすぞ!
油面を測り直し、パイロットスクリューを規定値通りかチェックする
ついでにする予定だったキャブの同調も取る
いいだろう、これで完成だろうと期待を込めて試走行へ
しかし、症状は変わらず
8000回転を超えたあたりで急にパワーダウンする
バイク先輩が言った
「もしかすると二次エアー吸ってるかもな」
なんじゃそれ!
どうやらインマニかどこかに穴が開いていてエアクリーナー以外から空気を吸っているため、混合気のバランスが崩れ結果的に燃料が薄くエンジンが高熱になることを指すらしい
推測をもとにエンジンをかけてインマニ付近にパーツクリーナーを吹きかけてみる
すると回転数に変化が出て二次エアーを吸っている証拠が揃ったのだ
さすがすぎるよバイク先輩
Amazon様で社外インマニを購入し後日交換することにした
そしてインマニ交換後はこれまでの苦労が嘘だったかのように調子が良くなり、最高回転数の18000回転までストレスなく回るようになった
やっぱ機械なんだなぁ
部品一つでこんなにも変わるなんてね
SNSで仲良くなった方にサイドカウルを頂いた
うおーーついに完全体CBRの完成
琵琶湖ツーリング
今でもエンジンの調子は絶好調!
燃費は25/Lぐらいでまぁそこまで悪くない
新車の現行だったら軽く40/Lは走るだろうけどそこは気にしない
車体 10万円
パーツ代と修理費 15万円
合計 25万円
30万円以下でこんなに最高なバイクに乗れて割と満足
多少はバイク修理の知識も増えたしいいんじゃないかな
かっこよくてかわいい相棒
もう1ヶ月以上エンジンかけてないから家帰ったらまたエンジンかからなくなるかな
どうだろうな
でもなんかもしまた壊れたとしても楽しめそうだ